WEB広告で「費用込み込み」は危険?代理店選びで注意すべきポイント

最近、「月〇万円でWEB広告すべてお任せ!」というようなプランをよく見かけます。
一見わかりやすくて便利そうに見えますが、実はその“込み込み料金”には落とし穴があります。
結論から言うと、費用内訳を明確にしない代理店には注意が必要です。
なぜなら、内訳が見えないと広告の成果を正しく判断できず、改善もできないからです。
■ WEB広告費は3つの要素でできている
WEB広告の費用は、大きく分けて次の3つで構成されています。
- 広告費 … GoogleやYahoo!などに実際に支払われる出稿費用
- 運用費 … 広告の設定・分析・最適化を行う手数料
- クリエイティブ制作費 … バナー画像や動画、広告文などの制作費
この3つを分けて明示してくれる代理店であれば、
「広告費がいくら使われて、どんな効果が出ているのか」を正しく把握できます。
■ 「込み込みプラン」だと何が問題なのか?
「広告費+運用費+制作費」を一括にしている代理店では、
どれだけの費用が実際の広告に使われているのかがわからないことが多いです。
たとえば――
月10万円のプランで契約しても、
実際にGoogleやYahoo!へ出稿されているのは5万円だけ、
残りは代理店の手数料や制作費だった、というケースもあります。
これでは、
・クリック単価はいくらなのか
・何回表示されているのか
・どの広告が成果を出しているのか
といった分析や改善が一切できません。
■ 実際にあった事例
あるパチンコ店様では、他社代理店で「月15万円・すべて込み」というプランで広告を実施していました。
しかし、毎月の報告は「表示回数が増えています」「クリックが伸びています」だけ。
設定内容や広告費の使い道は一切非公開でした。
当社でアカウントを確認したところ、実際の広告費は6万円しか使われていないことが判明。
さらに、配信地域が全国設定になっており、無駄なクリックが大量発生していました。
そこで、
・広告費・運用費・制作費を明確に分け、
・配信エリアを店舗周辺5km圏内に絞り、
・広告文とバナーを差し替えたところ、
同じ総額でもクリック単価は半分、来店効果は2倍になりました。
この結果からも、「見えない広告費」は損をしている可能性が高いと言えます。
■ 正しい代理店の選び方
WEB広告は「どこに頼んでも同じ」ではありません。
信頼できる代理店を見極めるポイントは、次の3つです。
- 内訳をきちんと出してくれるか
→ 「広告費」「運用費」「制作費」を別々に提示しているか確認しましょう。 - 広告アカウントを公開してくれるか
→ Google広告の管理画面を共有し、実際の配信データが見えるかどうか。 - 定期的な改善提案をしてくれるか
→ 単なる報告ではなく、「次はこう改善しましょう」と提案があるかどうか。
これらをクリアしていれば、安心して任せられる代理店です。
■ 「知っている代理店だから」で選ぶのは危険
昔からの付き合いがあるから、知人の紹介だから…という理由で選んでしまうのも要注意。
WEB広告は、設定技術とデータ分析力が結果を左右する世界です。
知り合いだから安心、という感覚で任せてしまうと、
「出しているのに効果が見えない」状態に陥りがちです。
広告は“人付き合い”より“データ”が物を言う仕事です。
実際にどんな成果を出しているか、数字で判断することが大切です。
■ まとめ:「見える広告」が成果を生む
WEB広告は、費用の見える化が何よりも大切です。
内訳が曖昧なままでは、正しい分析も改善もできません。
「広告費」「運用費」「制作費」が明確で、
設定や結果を共有してくれる代理店こそ、信頼できるパートナーです。
「込み込み料金」に安心感を覚えるよりも、
“どこにどう使われているか”を見せてくれる透明な運用を選びましょう。
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齋藤裕樹
2009年から転職支援サイトの管理運営全てを任され、広告運用代理店に何度もだまされました。自分に知識がない事を痛感し、2010年からWeb広告の重要性を感じ、GoogleやYahooへ学習時間を投資しました。Googleについては700時間以上を費やしGoogle認定アナリティクス個人認定資格(GAIQ)やAdWords認定資格も取得し、運用実績も認められ、運用・費用・資格保有など全ての規定要件などを満たした企業だけに与えられる「Google Partner」に認定されました。

