
2021年4月15日記事更新しております。
下記、昨年に書いたブログですが、
「パチンコWEB広告」
というキーワードで1位になっています。
これ自体をどうこう言いたいのではなく、このキーワードで検索されているということは、パチンコ業界でのWEB広告の重要性が高まり、認知され始めたということだと思います。
その為私個人的にはとても嬉しいです。
重要性に気づいたのであれば、あとは行動するのみです。
ですが、この行動も間違ってはいけません。
他人任せはダメです。厳密には、他人(業者)に任せてもいいのですが、目的(WHYなぜ)の部分がしっかりしていないと、広告を出す側も、管理する代理店もユーザーも誰もHAPPYになりません。
パチンコ店でのWEB集客についてはニーズがあることがわかりましたので、出来る限り無償で有益な情報をブログやYouTubeで配信していきたいと思います。
ここからは2020年1月記事
先日、出張で山梨県に行ってきたのですが、国道を走っているといくつかのパチンコ店があり、
昔は混んでいたイメージの店舗がガラガラになっていて驚きとショックを受けました。
タイムスリップ9年前(2010年)
確か祝日のお昼時点で、見た目で駐車場に車が9割止まっている印象でした。
店内の稼働も600台くらいのお店でぱっと見7割強稼働している印象でした。
それがこの前見たとき(2019年)
同じ祝日のお昼時点で、駐車場は見た感じ3割くらい。
店内の稼働も1円と5円が増えていて、稼働3割ないくらいでした。
あんなに強かったお店でも、こんなにお客様がいなくなるんだ・・・・と、
改めて1番店がずっと1番とは限らないと思いました。
もちろん商圏の遊技人口が減っていることもありますが、それでも過去1番店ではなかった店舗が
1番店になっていたので、商圏だけの理由ではないと思います。
多くの企業経営者の方にお会いすると、
「キミならどうやってお客様を集める?」
と、ずいぶん広い質問を頂きます( ̄▽ ̄;)
最初は、「私なんて!」と答えていましたが、変態妄想野郎の私はいつしか、本当に自分が店長を任されたらどうやって集客しようかと考えるようになりました。
ここからは私個人の集客イメージですので参考にならないかもしれませんw
※商圏の状況でだいぶ変わりますが、今回は駅前店舗で考えます。
ステップ1 数字と実態のすり合わせ
数字はホルコンデータでみれるのでまずは数値で自店のレート別、機種別で強い部分弱い部分を見ていきます。
そのあとは、実際に店長の私がホールに出て接客し個々人からの声を聴きます。
定点だと、点でしかお客様の声を拾えないので、3週間毎日見ます。
これで、曜日軸をカバーでき、複数回来店される可能性の高いお客様を覚えることができます。
ステップ2 1ヶ月毎日、競合店を見に行く(できれば試打する)
毎日ふらっと休憩がてらに競合店に入るようにします。
もちろん時間もズラします。店舗巡回も客数集計のように決まった順序ではなく常にバラバラにその日の気分や競合店の情報をもとに回ります。
そこで確認するのは、競合店の営業レベルと、強い部分と弱い部分。
そして遊技しているお客様の層と自店へ来店されるお客様の重複度合いを自分の目で見て把握します。
ステップ3 自店のお客様の分類(売上よりも景品金額)
言い方はよくないですが、自店への来店回数や利用金額などから強いファンを見出し、そのファンが求めている欲求を把握し解決することを優先に動きます。
新規顧客を集める前にそちらを重視します。
この場合私が考える強いファンは月に5回来店し日平均1時間で2万円負けるお客様ではなく、月に4回来店し日平均4時間で1万円負けるお客様を強いファンと考えます。
売上で見れば当然日平均2万円負けて月5回来ていただくお客様ですが、私が重視しているのは滞留時間です。
郊外ではなく駅前であっても滞留時間です。
そして、なおかつ景品金額(玉やメダル)が多く見えている状況を一番良いとまずは考えて動きます。
なぜかというと、とてもシンプルなんですが、人間は心理学的にも群集心理に弱いと言われています。
そこまで興味ないけど、いつも並んでいるラーメン屋が今日は空いていると、
「この店はいつも混んでいるのに今日は混んでない!ラッキー!食べてみよう!」となりやすいとされています。
最近話題のタピオカだってそうです。次々出てくる新規店舗、、、果たしてほんとに全店がおいしいのか分かりませんが、出店すれば人が並ぶ状況です。
その群集心理にパチンコで一番強いのはお客様人数と景品金額だと私は思っているからです。
私もヘビーユーザーですが、やはり群集心理で「このお店こんなにお客さんいる!優良店かも!」と勝手にプラスに捉えてしまいます。結果負けることが多いですがw
パチンコ店で分かりやすいのはお正月ですね!どの店も稼ぎ時な営業をされているのに、それでもお客様が来られる現象と同じです。
つまりは、最大の呼び込み手法は、店内にいる毎時間の平均客数を増やすことと、個人の口コミです。
ステップ4 店内でお客様が集まるコーナーが出来たらWebで告知していきます
安定して、いつ来店してもお客様が半分くらいはいるコーナー(島)を生み出せたら、次は外販で仕掛けます。
世の中のパチンコ店が意味がないとあまりやっていない、Web広告(リスティング広告)をガンガンやります。
ガンガンと言っても予算は月3万円位です。
ステップ5 7万円で自店のオリジナルサイトを作る(ランディングページ制作)
7万円位で簡単なホームページを作ります。パチンコ転職ナビで言えばこんなサイトです。
パチンコ転職ナビのランディングページ
なぜ、このようにサイトを作るかといえば、自店に興味を持ってくれたユーザーのリストを集めれるためです。
つまりは一度は自分たちのサイトに興味をもってきてくれたユーザーにだけ、今後、ネットを通じて情報を伝えることができます。
費用は恐ろしく安く、でも見込みユーザーのみに告知できるので、最高のコスパなのです。
これを分かって本気でやっている店舗は少ないので、完全ブルーオーシャンですw
一部業者様へ依頼している店舗もありますが、目的が私とは根本的にことなります。
私がWeb広告を行う理由はたった3つです
☑ 商圏内で、どのお店がどんな検索ワードで調べられているのかを把握できる(ユーザーのネットの動きを知れる)
☑ 競合店の情報を調べている人だけに情報を伝える(自店に浮気してくれそうな見込み客へ訴求できる)
☑ 自店のサイトを見てくれた人だけに情報を伝える(自店に興味がある人だけにお得情報をWebから届けられる)
ステップ6 Web広告情報と店内情報をリンクさせる(販促物と景品金額、お客様の数)
いくら良い外販が出来ても、お店に来店し全然違ったら、マイナスの印象しか持ちません。
パチンコ店の面白さはお店側とお客様との駆け引きだと勝手に思っていますのでw
例えば、新台入替の広告をみて来店しました。
新台が全然座ってません。
その他の遊技台も1円以外はほとんど空台状態。
これでは、新台プロモーションしないほうがいいです。
新台入替を打ち出すからには新台が稼働していることが重要です。
最悪稼働していなくても、どこかがっつり稼働しているコーナーがあれば店内の導線づくりで誘導できます。
新台入替でお店に行った。
リゼロがフル稼働していた。
別のコーナーを見ると、何やらまどマギも稼働し始めている。。。
群集心理で言えば、その時お客様はこう思います
「そうか!もしかしたら今日はリゼロとまどマギが熱いのかもしれない!」
そしてその人が遊技し始めれば、まどマギコーナーはリゼロコーナーのように見栄えがよくなります。
店舗で2コーナーがフル稼働していれば、お客様の「ちょっとこの店で打ってみようかな」率は大分高まると思います。私がそうだからですw
このあとのステップ7と8があるのですが、長文になり、まとまりがなくなってきたので、ステップ6で終わります。
書いてて思うことは、
結局、いつの時代でも
お客様を裏切らず、お客様目線で営業できているお店が強い
そして支持されるんだと書いてて思いましたw
もちろん、世の中のどの企業や店長も同じことを考えていると思います。
それでもなかなかできないのは、ビジネスなので利益を生まなければいけないためです。
機械代に莫大なお金がかかります。もちろんそれ以外も沢山かかる費用があります。
結果、お客様の期待と相反した営業が多くなり、駆け引きレベルではない営業が当たり前になり、
更にお客様が離反したり、財布のひもが固くなったというのが今の実態ではないでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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齋藤裕樹
2009年から転職支援サイトの管理運営全てを任され、広告運用代理店に何度もだまされました。自分に知識がない事を痛感し、2010年からWeb広告の重要性を感じ、GoogleやYahooへ学習時間を投資しました。Googleについては700時間以上を費やしGoogle認定アナリティクス個人認定資格(GAIQ)やAdWords認定資格も取得し、運用実績も認められ、運用・費用・資格保有など全ての規定要件などを満たした企業だけに与えられる「Google Partner」に認定されました。
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